Claude Codeとは何か
- 読み方
- クロード・コード
- 提供元
- Anthropic(アンスロピック)社。対話型AI「Claude」の開発元です。
- 指示の出し方
- 日本語の文章で指示します。プログラミングの知識は要りません。
- できること
- ファイルの読み書き、集計・変換、書類づくり、いつものツールとの連携など、パソコンの中で完結する作業。
- 必要なもの
- Claudeの有料プラン(Pro または Max)と、パソコン(Windows / Mac)。
Claude Code(クロード・コード)は、Anthropic(アンスロピック)社が提供するAIです。チャット型のAIが「質問に答える」のに対し、Claude Codeは日本語で指示を受けると、自分でファイルを開いて作業を進め、結果を確かめながら仕上げるところまで行います。
1回の指示で複数の作業を順番にこなせるのが特徴です。たとえば「このフォルダのExcelを集計して、月次報告の資料を作って」と指示すると、ファイルの中身を調べ、集計し、結果を資料の形に整えて保存するところまでを一連の作業として進めます。
一度うまくいった作業は、手順として残しておけば次からも同じように動かせます。毎月・毎週くり返す集計や書類づくりを「その都度頼む」のではなく「仕組みにする」ところが、チャット型のAIとの一番の違いです。
名前に「Code」とありますが、プログラミングの専門家だけの道具ではありません。データの集計、書類づくり、ファイルの整理など、パソコンの中で完結する業務であれば対象になります。株式会社ReafAIのClaude Code 企業研修で経営・営業・士業・教育人事向けのコースを用意しているのはこのためです。
できること・向かないこと
導入を決めるときに最初に確認されるのが「何ができて、何に注意が要るか」です。研修では両方を扱い、特に右側の項目を社内のルールに落とし込みます。
Claude Codeが得意なこと
- 毎月・毎週くり返す集計を、同じ手順で何度でも実行する
- 複数のExcel・CSVファイルを1つにまとめ、表やグラフにする
- 見積書・報告書・案内文などの書類を、決まった形式で作る
- フォルダの中のファイルを、名前や中身で整理・仕分けする
- 作業手順書に書いた自社の手順・禁止事項を覚えて、毎回それに沿って動く
- メール・表計算・チャット・共有フォルダなど、いつものツールとつないで作業する
- 結果を見て「ここを直して」と伝えると、その場で直して作り直す
Claude Codeに向かないこと・注意が要ること
- 確認なしに結果を信用すること。AIはもっともらしい間違いを出すことがあるため、確かめる手順を前提にする
- 秘密の情報を無制限に見せること。見せるフォルダや任せる操作は設定で絞る
- 利用規約や社内ルールの確認を省いた導入。特に個人プランを業務で使う場合は、データが学習に使われる設定になっていないかを確認する
- 報告書や議事録をその都度頼むだけの使い方。こうした用途にはClaude Coworkのほうが手軽
- 「入れれば自動的に楽になる」という期待。指示の出し方・任せる範囲・確認の体制まで含めて使い方を作る必要がある
法人利用のプランと管理機能
Claude Codeを使うには、Claudeの有料プランが必要です。研修の受講に必要なのはPro / Maxですが、会社として管理するならTeam・Enterpriseの機能も知っておくと判断が早くなります。料金は改定されるため、金額は公式料金ページで確認してください。
| プラン | 想定 | Claude Codeの利用 | 会社で管理する機能 |
|---|---|---|---|
| Pro / Max(個人) | 個人・少人数での利用。研修の受講に必要なのはこのプラン | 利用できる(Maxは使える量が多い) | なし。データの学習利用の設定は各自のアカウントで管理する |
| Team | 部門・全社での利用。管理者が設定をまとめて管理したい場合 | 契約の種類により異なる。公式料金ページで確認 | 社員のアカウントの一括管理・会社のメールアドレスでのログイン・一括請求・つなぐツールの管理。入出力は初期設定で学習に使われない |
| Enterprise | 監査や社内規程への対応が必要な企業 | 契約内容により異なる。公式料金ページで確認 | Teamの機能に加え、利用記録の保存・社員ごとの権限の管理・データの保存期間の設定。入出力は初期設定で学習に使われない |
Team・Enterpriseなどの会社向けプランでは、入出力が初期設定でAIの学習に使われないことがAnthropicの公式ドキュメントに明記されています。個人プラン(Pro / Max)を業務で使う場合は、アカウント設定の学習利用に関する項目を確認し、会社の方針に合わせて設定してください。
評価ボタン(よい・よくない)を押して送った会話は例外的に利用対象となり、最大5年間保存されます。Team・Enterpriseでは管理者がこの機能を止められます。詳しくはセキュリティと社内ガイドラインのページで整理しています。
法人導入の進め方(6ステップ)
研修のカリキュラムもこの順序に沿って作っています。STEP 3〜6が研修のDAY2にあたります。
研修受講の前提条件
- Claudeのプラン
- Pro または Max(個人プラン)。Team・Enterpriseの場合は、Claude Codeが使える契約かを公式料金ページで確認してください。
- パソコン
- Windows / Mac。ソフトウェアをインストールできる権限が必要です。会社のパソコンの場合は、情報システム部門に事前にご確認ください。
- ネットワーク
- Anthropicのサービスへの通信が許可されていること。社内のネットワークに制限がある場合は、事前に確認をお願いしています。
- スキル
- Claude Codeやプログラミングの経験は不要です。ファイルを開く・保存する・フォルダを作るといった普段のパソコン操作ができれば十分です。
Claude Codeに関するよくある質問
QClaude CodeとClaude(アプリ・ブラウザ版)は何が違いますか?
アプリ・ブラウザ版のClaudeは、会話をしながら文章・分析・アイデア出しをその都度任せるのに向いています。Claude Codeはパソコンの中のファイルを直接扱い、くり返す作業を業務ツールとして作って何度でも動かすのに向いています。同じAIを使いますが、得意な使い方が違います。アプリで報告書や議事録をその都度任せたい方にはClaude 法人研修(Claude Cowork)を用意しています。
Qプログラミングができない社員でも使えますか?
使えます。指示は日本語の文章で出せます。裏では必要に応じてClaude Codeが小さなプログラムを書いて動かしますが、それを読めなくても使えます。大切なのは、結果が正しいかを確かめること、任せる範囲を決めておくことです。研修ではこの2点を重点的に扱います。
Q社内のファイルや顧客データがAnthropicの学習に使われませんか?
Team・Enterpriseなどの会社向けプランでは、入出力が初期設定で学習に使われないことが公式ドキュメントに明記されています。個人プラン(Pro / Max)はアカウント設定の学習利用に関する項目を確認し、会社の方針に合わせて設定してください。評価ボタンを押して送った会話は例外的に利用対象になります。
Q「いつものツールとつなぐ」とはどういうことですか?
Claude Codeを、メール・表計算・チャット・共有フォルダなど普段使っているツールとつなぐ仕組みがあります。つなぐと、「受信したメールから問い合わせを一覧にする」「チャットの内容を表計算にまとめる」といった作業を、ツールをまたいで任せられます。
つなぐ先の仕組みは提供元がさまざまで、Anthropicが中身を確認しているわけではありません。つなぐ前に、提供元と渡す権限の範囲を確認する必要があります。研修ではDAY2のモジュール10で、つなぎ方と権限の絞り方を演習します。
Q導入にあたって情報システム部門が確認すべきことは?
主に4点です。使うプランとデータの学習利用の設定、ネットワーク(Anthropicのサービスへの通信の許可)、パスワードや鍵の管理と任せる操作の範囲、使った記録の残し方。Enterpriseプランでは、管理者が会社全体の設定をまとめて配り、利用状況を確認できます。詳しくはセキュリティと社内ガイドラインをご覧ください。
出典・参照した一次情報
- Claude Code 公式ドキュメント(概要)
https://code.claude.com/docs/en/overview - Claude Code 公式ドキュメント(セキュリティ)
https://code.claude.com/docs/en/security - Claude Code 公式ドキュメント(データ利用)
https://code.claude.com/docs/en/data-usage - Anthropic プライバシーセンター(会社向けプランのデータ取扱い)
https://privacy.claude.com/ - Anthropic 料金ページ(プラン比較)
https://claude.com/pricing - Anthropic Trust Center(コンプライアンス資料)
https://trust.anthropic.com/